詩篇113-115 ; Ⅰコリント6

詩篇

第113篇

113:1主をほめたたえよ。
主のしもべたちよ、ほめたたえよ。
主のみ名をほめたたえよ。
113:2今より、とこしえに至るまで主のみ名はほむべきかな。
113:3日のいずるところから日の入るところまで、
主のみ名はほめたたえられる。
113:4主はもろもろの国民の上に高くいらせられ、
その栄光は天よりも高い。
113:5われらの神、主にくらぶべき者はだれか。
主は高き所に座し、
113:6遠く天と地とを見おろされる。
113:7主は貧しい者をちりからあげ、
乏しい者をあくたからあげて、
113:8もろもろの君たちと共にすわらせ、
その民の君たちと共にすわらせられる。
113:9また子を産まぬ女に家庭を与え、
多くの子供たちの喜ばしい母とされる。
主をほめたたえよ。

第114篇

114:1イスラエルがエジプトをいで、
ヤコブの家が異言の民を離れたとき、
114:2ユダは主の聖所となり、
イスラエルは主の所領となった。
114:3海はこれを見て逃げ、
ヨルダンはうしろに退き、
114:4山は雄羊のように踊り、
小山は小羊のように踊った。
114:5海よ、おまえはどうして逃げるのか、
ヨルダンよ、おまえはどうしてうしろに退くのか。
114:6山よ、おまえたちはどうして雄羊のように踊るのか、
小山よ、おまえたちはどうして小羊のように踊るのか。
114:7地よ、主のみ前におののけ、
ヤコブの神のみ前におののけ。
114:8主は岩を池に変らせ、
石を泉に変らせられた。

第115篇

115:1主よ、栄光を
われらにではなく、われらにではなく、
あなたのいつくしみと、まこととのゆえに、
ただ、み名にのみ帰してください。
115:2なにゆえ、もろもろの国民は言うのでしょう、
「彼らの神はどこにいるのか」と。
115:3われらの神は天にいらせられる。
神はみこころにかなうすべての事を行われる。
115:4彼らの偶像はしろがねと、こがねで、
人の手のわざである。
115:5それは口があっても語ることができない。
目があっても見ることができない。
115:6耳があっても聞くことができない。
鼻があってもかぐことができない。
115:7手があっても取ることができない。
足があっても歩くことができない。
また、のどから声を出すこともできない。
115:8これを造る者と、これに信頼する者とはみな、
これと等しい者になる。
115:9イスラエルよ、主に信頼せよ。
主は彼らの助け、また彼らの盾である。
115:10アロンの家よ、主に信頼せよ。
主は彼らの助け、また彼らの盾である。
115:11主を恐れる者よ、主に信頼せよ。
主は彼らの助け、また彼らの盾である。
115:12主はわれらをみこころにとめられた。
主はわれらを恵み、イスラエルの家を恵み、
アロンの家を恵み、
115:13また、小さい者も、大いなる者も、
主を恐れる者を恵まれる。
115:14どうか、主があなたがたを増し加え、
あなたがたと、あなたがたの子孫とを
増し加えられるように。
115:15天地を造られた主によって
あなたがたが恵まれるように。
115:16天は主の天である。
しかし地は人の子らに与えられた。
115:17死んだ者も、音なき所に下る者も、
主をほめたたえることはない。
115:18しかし、われらは今より、とこしえに至るまで、
主をほめまつるであろう。
主をほめたたえよ。


Ⅰコリント

第6章

6:1あなたがたの中のひとりが、仲間の者と何か争いを起した場合、それを聖徒に訴えないで、正しくない者に訴え出るようなことをするのか。6:2それとも、聖徒は世をさばくものであることを、あなたがたは知らないのか。そして、世があなたがたによってさばかれるべきであるのに、きわめて小さい事件でもさばく力がないのか。6:3あなたがたは知らないのか、わたしたちは御使をさえさばく者である。ましてこの世の事件などは、いうまでもないではないか。6:4それだのに、この世の事件が起ると、教会で軽んじられている人たちを、裁判の席につかせるのか。6:5わたしがこう言うのは、あなたがたをはずかしめるためである。いったい、あなたがたの中には、兄弟の間の争いを仲裁することができるほどの知者は、ひとりもいないのか。6:6しかるに、兄弟が兄弟を訴え、しかもそれを不信者の前に持ち出すのか。6:7そもそも、互に訴え合うこと自体が、すでにあなたがたの敗北なのだ。なぜ、むしろ不義を受けないのか。なぜ、むしろだまされていないのか。6:8しかるに、あなたがたは不義を働き、だまし取り、しかも兄弟に対してそうしているのである。6:9それとも、正しくない者が神の国をつぐことはないのを、知らないのか。まちがってはいけない。不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫をする者、男娼となる者、男色をする者、盗む者、6:10貪欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪する者は、いずれも神の国をつぐことはないのである。6:11あなたがたの中には、以前はそんな人もいた。しかし、あなたがたは、主イエス・キリストの名によって、またわたしたちの神の霊によって、洗われ、きよめられ、義とされたのである。
6:12すべてのことは、わたしに許されている。しかし、すべてのことが益になるわけではない。すべてのことは、わたしに許されている。しかし、わたしは何ものにも支配されることはない。6:13食物は腹のため、腹は食物のためである。しかし神は、それもこれも滅ぼすであろう。からだは不品行のためではなく、主のためであり、主はからだのためである。6:14そして、神は主をよみがえらせたが、その力で、わたしたちをもよみがえらせて下さるであろう。6:15あなたがたは自分のからだがキリストの肢体であることを、知らないのか。それだのに、キリストの肢体を取って遊女の肢体としてよいのか。断じていけない。6:16それとも、遊女につく者はそれと一つのからだになることを、知らないのか。「ふたりの者は一体となるべきである」とあるからである。6:17しかし主につく者は、主と一つの霊になるのである。6:18不品行を避けなさい。人の犯すすべての罪は、からだの外にある。しかし不品行をする者は、自分のからだに対して罪を犯すのである。6:19あなたがたは知らないのか。自分のからだは、神から受けて自分の内に宿っている聖霊の宮であって、あなたがたは、もはや自分自身のものではないのである。6:20あなたがたは、代価を払って買いとられたのだ。それだから、自分のからだをもって、神の栄光をあらわしなさい。


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